PlusK_Vol.29
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※教えるのではなく、メンバーに質問し、メンバー自身が考えて発言することで、思考が整理され、個人の主体性が引き出される手法 産業経営学科事業開発コースの取り組みがコーチ・コントリビューション株式会社主催「コーチング・アワード2016」の優秀教育賞を受賞し、2月5日(金)の「卒業報告会」の会場で賞状を受けました。このコーチング・アワードは、革新的なコーチングの取り組みと人材育成に寄与した団体に贈られるもので、コーチング※を導入している企業や学校など約230の組織の中から選ばれました。 事業開発コースでは、昨年の4月からコーチングの手法を導入。学生は、1年生でセルフマネジメントを学ぶ初級、2~4年生では組織を活性化させるリーダーシップを学ぶ上級を受講しています。今回、この取り組みによって、上下関係を基礎としがちなプロジェクト活動において、理論を中心とした意見交換へと変化、その結果各プロジェクトが活性化した点が評価されました。「コーチング・アワード2016」優秀教育賞受賞 経営学部 産業経営学科受賞入賞受賞入賞同学科の浦野倫平教授(右)は、「この結果は、事業開発コースに関わったメンバー全員の受賞です」と喜びを語りました13+K 2016 Spring「タバコの後ろ姿」 大学院芸術研究科の笹栗さんが「第25回全日本アートサロン絵画大賞展」で優秀賞を受賞しました。受賞作「あやつりさんがゆく」は、現代社会で、悩み喜びながら、何かに操られて生きる人々の頭の中を表現した作品です。受賞した笹栗さんは、「全国規模の受賞は、初めてです。東京、大阪で展示会があるので、多くの人に見ていただけるのがうれしいですね」と受賞の喜びを語りました。 九産大に入学して、パソコンのグラフィックソフトを学ぶことで、表現が広がったと語る笹栗さん。最近は、デジタルと手描きを融合させた作品を多く制作しています。「もっと緻密な絵を描き、写実を抽象画に取り入れてみたいと考えています。在学中に、自分のテーマを確立したいと思います」と今後の抱負を語りました。「第25回全日本アートサロン絵画大賞展」で優秀賞受賞大学院芸術研究科 博士後期課程2年笹栗 健二朗さん(中村学園三陽高校)受賞入賞 芸術学部研究生の児玉さんが、コニカミノルタ「フォト・プレミオ」に入賞しました。受賞作「風の吹く場所」(30枚組)は、児玉さんの祖父をテーマにした作品です。中学3年生でカメラを手にしてから、ずっと祖父を撮り続けていた児玉さん。「自分にとって、祖父は一番かっこいい存在。祖父の作り出している空間や回りに風が吹いているような雰囲気を表現したいと思いました」。コンセプトやトーンを揃えたり、写真のメッセージが重複しないよう30枚の写真を選び、一つの作品に仕上げました。 児玉さんは、「九産大は設備や機材が整っているので、在学中にもっと写真の幅を広げたいですね」と意欲的に語りました。 新宿コニカミノルタプラザで、5月24日(火)~6月3日(金)に「児玉和也写真展」が開催されます。コニカミノルタ「フォト・プレミオ」入賞芸術学部 研究生児玉 和也さん(海星高校)「東京展を見に行きました」と笑顔の笹栗さんさまざまな画材を使って描かれた受賞作「あやつりさんがゆく」

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