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職員インタビュー

国際交流に関わりながら、
学生や留学生の
世界をもっと広げたい。

グローバル推進本部

王 相元

2018年入職

Q1. 現在の仕事は?

グローバル推進本部で、本学の学生が参加する海外留学プログラムの運営に関わる業務を担うほか、逆に海外から本学への留学希望者に向けた広報活動や、入学した留学生のサポートなども行っています。グローバルと聞くと華やかなイメージを持たれるかもしれませんが、実際には地道な積み重ねが大切な仕事です。日本人学生の海外留学のサポートでは、現地の情勢などを把握するために日頃からニュースなどでの情報収集も欠かせませんし、留学生の在留手続きや相談対応といった細かな支援も継続的に行っています。とりわけ日本に初めて来た留学生にとっては言葉や文化の違いだけでなく、生活そのものが大きな挑戦で、周囲とうまく馴染めず、孤独を感じてしまう留学生もいます。そうした留学生が安心して学びに集中できるように、そして日本人学生が海外へ踏み出すきっかけを持てるように、一つひとつ丁寧に支えることが私の役割だと感じています。

Q2. どんな学生時代?

出身は中国の山東省です。私が通った大学にはドイツ語、フランス語、韓国語など様々な言語の授業がありましたが、その中で最も興味を惹かれたのが日本語でした。日本語を学ぶうちに、日本という国そのものにも徐々に関心が高まっていきました。
日本に来たのは大学院進学の時で、大学院では国際経済を専攻し、より広い視点から世界を学びました。留学生として初めて海外で生活することになり、当初は日本の生活ルールをはじめ、分からないことも多く苦労する日々でした。しかし、そのように自分自身が経験した困難や学びが、現在私が行っている留学生支援の仕事に確実につながっていると感じています。

Q3. 入職の理由は?

私自身が留学生として困った経験があったので、「同じような立場の人をサポートできる仕事がしたい」と思い、大学職員という働き方に興味を持つようになりました。その中で本学を選んだのは、「国際」という領域で自分の経験を活かしながら働けると感じたからです。ただ、入職前は少し不安もありました。当時、本学は海外出身の職員が多い環境ではなかったため、「自分は受け入れてもらえるのだろうか」「職場の雰囲気になじめるだろうか」と心配していたんです。
また、入職前は勝手に「大学はちょっと保守的」といったイメージを抱いていましたが、実際はまったく異なっていました。周囲の職員の方々はとても温かく、わからないことは丁寧に教えてくれて、仕事の中でも自然に支えてくれました。困った時にすぐに相談できる環境があることは、今でも大きな支えになっています。

Q4. 育児と仕事の両立は?

現在は、双子の子どもを育てながら働いています。主人が協力的とはいえ、双子の育児と仕事の両立は想像以上に大変。家事に関しては夜にできることはなるべく済ませておき、朝の自分にはあまり期待しないようにしています(笑)。
ただ、大学職員の働き方に助けられている部分もたくさんあります。大学職員は週末勤務が時々ある代わりに、平日に振替休日を取得できます。子どもが保育園で過ごしている間に、普段できない家事を一気に済ませることができるのはありがたいですね。ちなみに、今年の夏休みは初めてゆっくりできました(笑)。

CAREER STEP

  1. 1年目

    最初の2年間の経験が、その後の土台に。

    最初に配属されたのはキャリア支援センターでした。最初は「なぜこの部所なのだろう」と戸惑いもありましたが、ビジネスマナーや企業との関わり方など、今振り返ると、ここでの経験が自分の土台になっていると感じます。留学生の就職支援では、私自身の強みも活かすことができました。
    また、初めて大人数の前で話した経験も忘れられません。数百人規模の学生の前で説明をする機会があり、事前に台本を準備して臨んだものの、緊張で思うように話せず、伝えることの難しさを痛感した瞬間でした。この経験も、その後の自分の大きな財産になっていますし、今の仕事にも確実に活きています。

  2. 3年目

    希望の部所へ。翌年は産休・育休も経験。

    3年目からは入職前から希望していたグローバル推進本部へ。でも、実は2年目が終わる辺りになると、学生からの就職相談の指名が増え始めたり、私が支援した学生から「就職が決まりました」といううれしい報告を受けたり。キャリア支援センターの仕事にも手応えを感じ始めていたため、いざ異動が決まった際は少し心惜しくもありました。ただ、グローバル推進本部に移っても、仕事の基本は変わりません。目の前の学生一人ひとりとしっかり向き合うこと。前部所での経験が今も大いに役立っています。また、入職4年目となる翌年には10ヶ月の産休・育休を取得。日本での出産に最初は不安もありましたが、夫や職場の同僚のサポートもあり、最後は安心して出産に臨むことができました。ちなみに、出産から10ヶ月後には職場に復帰。「早く大人と関わりたい(笑)」と、当初の予定より早く復帰しました。本学の福利厚生でベビーシッターを安く利用できたり、有給休暇を取得しやすい環境があったことも大きな後押しになったと思います。

  3. 7年目

    ホームカミングデーを自ら企画、実施。

    グローバル推進本部で取り組んだ仕事の中でも、特に印象に残っている挑戦が留学生たちの同窓会「ホームカミングデー」の企画です。「新入留学生、在学留学生、本学で留学を経験した卒業生がつながる場をつくりたい」という私の強い思いから立ち上げた企画で、本学でも初めての取り組みでした。企画を進める中で感じたのは、本学には「やりたいなら、やってみよう」と背中を押してくれる空気があるということです。もちろん準備や調整は大変でしたが、周囲が前向きに協力してくれる環境があるからこそ、新しいことに挑戦できたと思います。当日はたくさんの卒業生が久しぶりにキャンパスを訪れ、学生時代の思い出や現在の仕事などの話で盛り上がり、とても温かい時間が流れていました。現役の留学生とのつながりも生まれ、今後も続くイベントになればと思っています。

もっと、もっと、おもしろくしたいものは?

グローバル推進本部での仕事は、学生の人生の転機に関わる仕事だと思っています。留学を経験した学生が、帰国後に見違えるほど成長している姿に立ち会えることもあれば、留学生が日本で学んだ経験を母国で活かして活躍していくこともあります。そんな瞬間に立ち会えることが、この仕事の大きな魅力です。だからこそ、もっと多くの学生に世界を広げるきっかけを届けたいですし、海外の学生にももっと本学の魅力を知ってもらいたいと思っています。グローバルな仕事に興味のある人にとって、大学職員という選択肢はまだまだ知られていないかもしれません。でも、大学職員だからこそ、国境を越えて人の成長に関わり続けられる。そこに、この仕事ならではの面白さがあると強く思います。

もっともっと、おもしろく。