キャンパス2025
54/112

❸事件や事故の原因となる 薬物の乱用により、幻覚、妄想が現れ、傷害事件や交通事故につながります。薬物を入手するための金欲しさに無理な借金や売春、恐喝事件を起こすことも少なくありません。❹友人や家族など大切な人を悲しませる 薬物に溺れ、何よりも薬物を優先するようになると、友達や家族を■したり、暴言や暴力で傷つけてしまったりすることもあります。●SNSでの薬物の誘いに注意 近年、薬物が密売買される手段として危険が拡大しているのがSNSです。SNS上では大麻などを意味する隠語などを使って購入を促す内容が多く投稿されています。実際に未成年の学生がSNSを通して売人から大麻を購入した事件が複数報告されており、大きな問題となっています。SNSを通して薬物の売人と関わることは、多くの危険を伴います。そのような投稿を見つけても誘いに乗ってはいけません。幻覚や妄想が現れ、中毒性精神病になりやすい。使用をやめても再熱(フラッシュバック)することがある。大量に摂取すると死に至る。強力な幻覚剤であり、極めて微量でも使用すると幻覚症状が表れ、気分が高揚し、不眠状態が続き、体温・心拍数の上昇、頻脈や散瞳等の症状が出てくる。その幻覚症状が原因で精神錯乱や異常興奮となる。●なぜ薬物乱用はいけないのか❶身体にも心にも大きな悪影響がある 身体と心をコントロールしている脳の仕組みにダメージを与えられ、身体と心に様々な障がいを引き起こします。そして、1度ダメージを与えられた脳は、薬物を使用する前の状態には戻らなくなってしまします。❷自分の意思では止められなくなる 薬物乱用の最も恐ろしい特徴は、薬物の「依存性」と「耐性」です。薬物を、繰り返し使わずにはいられなくなり、薬物をやめたくても自分の意思ではやめられなくなってしまいます。使用を繰り返しているうちに、それまでの量では効かなくなり、薬物の使用量が増えます。50覚醒剤LSD大麻等薬物乱用防止●薬物乱用とは 薬物乱用とは、社会のルールからはずれた方法や目的で、薬物を使うことです。 大麻等違法薬物は、譲渡・譲受・所持しているだけで懲役、又は懲役罰金の併科など重い刑が科せられ、本学でも厳しい処分(退学など)の対象となります。 大麻等薬物乱用の害は自身の心身の破壊に留まらず、多くの人を不幸に巻きこむ凶悪なものです。決して関わってはいけません。●乱用される主な薬物依存性耐性大麻(マリファナ)知覚を変化させ、恐慌状態(いわゆるパニック)を引き起こすこともある。乱用を続けると、学習能力の低下、記憶障害、人格変化を起こす。危険ドラック麻薬などに類似した有害で危険な物質を含んでおり、呼吸困難や異常行動を起こしたり、死に至ることもあります。コカイン幻覚や妄想が現れる。大量に摂取すると全身痙攣を起こすほか、死に至る。向精神薬睡眠薬、精神安定剤など医療用として用いられているが、乱用されると精神及び身体へ障害を与える。また、依存により、思考、感覚及び行動に異常をきたす。MDMA知覚を変化させ幻覚が現れることがある。大量に摂取すると高体温になり、死に至る。有機溶剤(シンナーなど)情緒不安定、無気力となり、幻覚や妄想が現れて、薬物精神病になり、大量に摂取すると呼吸困難となり、死に至る。

元のページ  ../index.html#54

このブックを見る