キャンパス2025
4/112

市民的自覚と中道精神の振興実践的な学風の確立 現代社会は、国際化と情報化が進行し、ますます多様で相互依存的になっている。人間尊重や地球環境重視といった理念に基づく新しい世界秩序が、国際社会において模索されている。また、情報・通信技術の進歩は、全世界を通信ネットワークで瞬時に結ぶ情報社会を創出しつつある。その結果、学術、政治、経済などあらゆる領域において、システムの再構築が必要となっている。 本学では、「市民的自覚と中道精神の振興」及び「実践的な学風の確立」を建学の理念として掲げている。これは、「視野が広く、とらわれない精神と優れた判断力を持ち、社会において指導的役割を果たすことができる人材を育成する」ことを表している。この理念は、「産業と大学は、車の両輪のように一体となって、時々の社会のニーズを満たすべきである」とする建学の理想「産学一如」を実現するために、不可欠である。 建学の理念と理想に導かれた本学の目指す教育は、次のとおりである。(1)創造的能力を伸ばし、理論に偏ることなく応用技術を身につける教育(2)自国の文化とともに世界の多様な文化を理解し、これに対応できる感性を養う教育(3)九州という立地を活かし、アジア・太平洋地域に目を向けた教育建学の理念

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る