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アイデア防波堤コンテスト

建築都市工学部 都市デザイン工学科
学びのキーワード
  • 水理模型実験
  • 防波堤
  • 高波
  • 消波
  • 観測
  • 水質保全

講義ポイント①

防波堤の計画

防波堤は港を利用する船が安全かつ円滑に荷物の積み下ろし、人の乗降ができるように沖からくる波を防ぐ構造物です。
台風などの荒天で波が高くなった時でも防波堤は港を静穏に保ち、かつ防波堤自体も倒れたりしないように設計する必要があります。
そのため、計画では、港ごとにどのくらいの高さの波が来る可能性があるのかを把握しておくことも大事です。
また、防波堤ができることによる港の水質環境や景観、港周辺の海岸地形変化への影響に配慮する必要があります。

講義ポイント②

防波堤の設計

設計した防波堤が狙ったような機能を発揮するのかについては、現地に施工する前に水理模型実験や数値シミュレーションで確認しておくことが大切です。
実験では、構造物の設置により港の波エネルギーが小さくなっているかという主目的の効果のみではなく、構造物により発生する反射波の影響は大きくないか?構造物による水質保全への影響は小さくなっているかなどの観点についても確認します。

講義ポイント③

実際の港にある防波堤は日本では同じような形状のものが多く使われています。
それには理由があります。昨日、コスト、安全性などの観点を含め、技術者が総合的に判断することがとても大切です。
景観、水質保全、反射波などの課題に関しても主流となっている形状に対しても各種の対策が実施されています。

横田雅紀の写真

建築都市工学部 都市デザイン工学科

横田 雅紀 先生
専門:海岸工学
  • 講義内容がめざすSDGs