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長寿社会の生活の質を上げる医薬品とはどのようなものか

生命科学部 生命科学科
学びのキーワード
  • 近代創薬における欧米の歴史
  • 日本の薬の歴史
  • 日本の製薬業界の歴史におけるある側面
  • 人の寿命の推移と今後の医療技術
  • 長寿社会の生活の質を上げる医薬品について

講義ポイント①

欧米における薬の歴史

近代創薬における欧米の歴史について、第1に古代メソポタミアのケシの栽培に遡り、その後古代エジプト時代のケシを利用した治療方法を紹介している。第2には中世(8-15世紀)ヨーロッパで、特に植物の治癒力を利用した薬の使用方法(ハーブ)が修道院の修道士・修道女によって伝承・継承され発達し医学療法として用いられた事を紹介している。第3には18世紀末から第1次・第2次世界大戦までに、近代科学(化学)の発展によるい近代創薬の産業的土台がつくられたと説明している。

講義ポイント②

日本における薬の歴史

日本の薬の歴史は、8世紀から9世紀日本からの遣唐使等の派遣による中国との文化的交流や政治制度の導入により、中国から仏教の伝来と共に漢方薬の知識が入り鎌倉・室町・安土桃山時代に広がったとした。江戸時代には国内経済が安定し、日本各地で売薬が盛んになり、漢方薬の問屋が各地で発達した。明治時代に入り学生の皆さんが子供の頃伝記など読んで良く知っているかもしれない研究者達による発明・発見が日本の医薬品産業の土台が作られたということを紹介している。

講義ポイント③

長寿社会の生活の質を上げる医薬品

人の寿命の推移を紹介し我が国における死因となる疾患と今後解決すべき疾患と、それを克服する為の医療技術、今後の長寿社会の生活の質を上げる医薬品について①経鼻ワクチン、②骨粗鬆用経鼻製剤、③帯状疱疹治療法、④バーキンソン病治療剤、⑤爪白癬用外用剤、⑥老人用ゼリー製剤、⑦狭心症および高血圧用外用薬を紹介している。

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生命科学部 生命科学科

迎 勝也 先生
専門:生物資源化学(生化学、高分子化学)
  • 講義内容がめざすSDGs