アドミッション・ポリシーの解説Admission Policy

造形短期大学部 造形芸術学科

学科の専門(教育研究)と社会背景(問題)との関係

今日の社会は大きな変革期にあります。ソサエティ5.0等と言われ、AIやIoT、5G、VR等の発達がコロナ後のWeb環境や人の働き方を大きく動かしていき、多くの仕事が無くなる等といわれる中、デザインやアートに関わる仕事は無くならないといわれています。デザインの力が社会の問題を解決したり、アートの力が生きる活力になる社会がやってくるのです。

動画やWebデザイン等が役割を大きくしていく一方、アートや工芸分野も人の営みとして、その重要度を増していくでしょう。では、その新たな社会に向けてどのような人材育成が求められているのでしょうか。我々は3つの重要な要素があると考えています。

① 専門性を持つ ② 総合力を身につける ③ 社会を見る目を持つ この3つです。

特に③の社会を見る目について、令和2年度より「未来学」という授業を1年生の必修科目として立ち上げました。九州産業大学地域共創学部、理工学部、経済学部の先生の授業を行いました。更にその学びを九産大全体につなげていくことを目指しています。

アドミッション・ポリシー

  • 1.芸術を愛好する心情を持ち、個性豊かな造形的表現力を身に付けようとする人
  • 2.何事にもとらわれない自由な精神を持つ人
  • 3.確かな技術の修得に努力する人
  • 4.造形芸術をとおし、地域社会に貢献する意欲のある人

解説

  • 知識・技能
    「何を理解できるのか、何ができるのか」

    高等学校の教育内容を幅広く学習しており、造形芸術を学ぶために十分な基礎学力を有している人

  • 思考力・判断力・表現力
    「理解していること・できることをどう使うか」

    造形芸術学科で得た造形芸術の知識・技能等を実生活の様々な場面に活用したり、様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力を有している人

解説
  • 主体性
    「学びに向かう力・人間性等の涵養」

    造形芸術学科への進学・学修意欲を持ち、本学で身に付けた造形芸術の知識・能力を将来のキャリアにつなげるビジョンを持ち、主体的に行動できる人

高等学校段階までに培ってほしい力

造形芸術を学び、自己実現とともに地域社会に貢献できる人になるためには、何にでも興味を持ち、柔軟に受け入れる力、更に自分のコアになるものをしっかりと持ち、簡単に妥協しない力が重要になります。高等学校では様々な教科で勉強をする習慣を身につけてください。それは必ずしも芸術系の科目でなくても構いません。先ずは好きな科目、得意な科目から始めましょう。その上で様々な造形芸術や表現に興味を持ってください。それは絵画でもイラストでも、デザインやマンガでも結構です。武器は好奇心です。何にでも興味を持ち、体験し吸収する。それが自分自身の力となり、様々な局面で役に立つのです。

積極的に作品を見、作品に触れる機会を増やし、多くの感動する体験をして欲しいと思います。そしてそこから、作る立場でその作品をもう一度見直してください。作り手の立場で作品を見ることで、また様々な気付きや発見があり、それが短大に入学しての学びにつながって行くのです。

造形短期大学部

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