ピースボートスタッフからボランティアについて学ぶ

 

 5月19日(土)、「学生ボランティア入門」の授業において、ピースボート災害ボランティアセンターおよびJVOAD(全国災害ボランティア支援団体ネットワーク)の川崎由香子氏が、「日本と災害〜災害においてのボランティアの重要性〜」と題して講義を行いました。

 

 川崎氏は、JVOADの活動の一環として、昨年7月の九州北部豪雨の際に農業ボランティアセンターを立ち上げた経験から、被災者がどういった支援を必要としているかを理解することの重要性について語りました。また、「ボランティアはハードルが高いと思われがちですが、“隣の人の荷物を持つ”という感覚で行動するだけで、他人の人生を変え、自分の世界も広がります。『知る→行動する→伝える』という循環の中で被災者は次の支援者になっていくことを、草の根運動として広めていきたい」と訴えました。

 

 その後、実際のボランティア団体の活動例をもとに、災害時に必要な支援を考えるワークショップを行いました。

 

 受講した商学部観光産業学科3年の燒谷 匠さん(九州国際大学付属高校)は、「熊本地震と九州北部豪雨の際にボランティアとして現地入りしましたが、土砂の除去などハード面の支援のみを行っていました。今回講演を聴き、心のケアまで踏み込んだソフト面の支援が必要だと痛感しました」と語りました。

 

 【基礎教育センター】

 

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