「全国造園デザインコンクール」で佳作に入選

 

 九産大芸術学部デザイン学科4年工藤沙紀さん(八幡高校)の作品「『わ』のある公園」が、日本造園建設業協会主催の「第44回全国造園デザインコンクール」大学生の部・街区公園(※)部門で佳作に入選しました。

 

 “仮想の住宅地の中の公園”という課題に、工藤さんはデザインのテーマを「『わ』のある公園」に設定。会「話」、「わ」らい声、人との「輪」、自然に「和」むなど、住民同士の円滑なコミュニケーションを可能にする公園を考えました。

 

 

 公園全体を中央に向かってなだらかなすり鉢状とし、底の部分を大型の遊具を配した「集いの広場」としました。全面芝生に覆われた斜面のどこからでも全体を見渡すことができ、「集いの広場」で遊ぶ子どもたちを遠くから見守ることができます。また、周囲には散歩やランニングのできる園路、南側にはお年寄りも使いたくなる健康器具や丸太ベンチを配置した開放的なエリア、北側の高台には森林浴をしながら散歩を楽しめる「森林エリア」も設置し、幅広い年齢層が楽しめる工夫を施しました。

 

 工藤さんは、「このコンクールに応募するにあたって、公園の現状や『街区公園』の社会的意義を知ることから始めました。この受賞を通して、デザインの力で人や地域を明るくしたいという思いを強くしました」と語りました。

 

街区公園・・・公園を中心として半径250m以内の居住者が主に利用し、遊具や広場が設置されている公園のこと。

【芸術学部】

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