商学部講師 「第26回日本海運経済学会賞」受賞

 

 九産大商学部商学科朝日亮太講師の論文『低費用航空会社の買収が競合航空会社に与える影響 〜サウスウエスト航空とエアトランのケース〜』が、「第26回日本海運経済学会賞(論文の部)」を受賞しました。

 

 この論文は、研究事例の少ない格安航空会社(Low-Cost-Carrier, LCC)同士の買収・合併に着目し、アメリカのサウスウエスト航空による同国・エアトラン航空の買収について、計量経済学(※)の手法を用いて分析したものです。

 

 論文では、買収後のサウスウエストおよび他の航空会社の運賃設定について調査。計量経済学的分析により、LCC同士の買収・合併においても、フルサービスキャリア(Full-Service-Carrier, FSC)と呼ばれる従来型航空会社の場合と同様に、競合状態の緩和によって運賃が上昇するという可能性を示しました。

 

 朝日講師は、「この賞に恥じぬよう、引き続き研究に励んでいきたい」と喜びを語りました。

 

(※)経済学の理論に基づいて経済モデルを作成し、統計学の方法によってその経済モデルの妥当性に関する実証・分析を行う学問のこと。

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