「第1回景観セミナー」で“古民家再生”を語る

 

 5月26日(金)、「再生と起業の伝統景観」という総合テーマで、今年度前期の「景観セミナー」が開講し、建築都市工学部住居・インテリア学科松野尾仁美准教授が、古民家を活用した地域活性化について講演しました。

 

 住生活学と住居ライフスタイルが専門の一級建築士・松野尾准教授は、伝統的な建物の巧みな技術に触れる中で、古い建物をより深く知ることの必要性を痛切に感じたと話しました。

 

 さらに、現地視察に訪れた国の重要伝統的建造物群保存地区である丹波篠山(兵庫県)を事例として、地域の人々の生活・生業と結び付いた町並みの保存・保全は、地域を外にアピールする視点としても重要であることを示しました。

 

 講演後、行政担当者など集まった30人の参加者とディスカッションが行われ、伝統建築に対する日本とヨーロッパとの違い、草の根からの保存の在り方などについて、活発なやりとりが交わされました。

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