立花山地区の活性化を提案

 

 平成281126日(土)、九産大景観研究センターにおいて「『talk bar かたるきくかんがえる』タチバナダカラプロジェクト」を開催し、工学部経営学部の学生が、新宮町の住民と同町東部地域の未来像について意見交換を行いました。

 

 新宮町から、立花山の登山口にあたる同町東部地区の資源活用調査の依頼を受けて昨年5月に始まったこのプロジェクトで、学生は数回に亘る民家の実測調査を含む現地調査を元に集客案を検討。

 この日、住民参加による「登山口の町」の整備・運営や空き家を改修し新たな価値を生み出す「新宮町古民家活用案」など5つの案を、手作りした集落の模型を使用して住民に説明しました。

 

 住民からは、「自分たちが気がつかない点を指摘してくれた」や「長老会でも発表をしてほしい」などの声とともに、「水路や石垣なども含めた更に具体的な提案がほしい」という要望が出されました。

 

 説明した工学部住居・インテリア設計学科4年生の照屋希枝さん(コザ高校)と大石祐輔さん(大村工業高校)は、それぞれ「住民の方にうまく伝わるか心配でしたが、すごく関心を持って聞いていただきました。約4ヵ月かけて作った地形模型も喜んでくれて、講義では味わえない相手の反応を見ることができて、やりがいを感じました」、「古民家実測調査で訪れて、はじめて町並みの魅力に出会いました。流し素麺や小学校の通学合宿などへの参加を通じて、町の人たちとの交流も生まれ、いい町だという思いが強くなっているのを実感します」と語りました。

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