「第8回教育フォーラムin九州産業大学」を開催

   <近畿大学 世耕石弘広報部長>      <岐阜県立可児高校 浦崎太郎氏>

 

 1月12日(木)、第8回教育フォーラムを開催し、高校や大学など教育関係者281人が参加しました。

 今回のテーマは、「教育を広報の視点から考える」。「ステークホルダーに教育メッセージを効果的に伝えていくには」をキーワードに活発な議論が展開されました。

 

 冒頭の基調講演において、近畿大学 世耕石弘広報部長は、「『実学教育の近大』を、マグロやナマズなどのツールを使って世間に発信している。抽象的なヘッドコピーでは何も伝わらない。まず常識を疑うことから始めている。その次に、受験生に『伝えた』ではなく『伝わった』かを強く意識している」と、話しました。

 また、岐阜県立可児高校 浦崎太郎氏は、「実力を高めて地元に帰り、地域創生に貢献する生徒や学生を育成するためには、『地域×高校×大学』の三者連携によるキャリア形成が重要。地域課題を介した高大接続には、様々な局面において大学の教育力が問われている。この取り組みで生徒が成長する姿が嬉しい」と、話しました。

 続く、パネルディスカッションでは九産大芸術学部 佐野彰教授が加わり、九産大経営学部 聞間理教授をコーディネーターに、教育改革における組織づくりや、意思決定についての課題に触れたうえで、「それぞれが抱えている課題には、意外に近いものがある。常に生徒や学生が成長できるか教育効果を検証しながら実践を繰り返し、今ある環境や資源を最大限に活用しましょう」と参加者へ呼びかけました。

   

 参加者からは、「二人の講師に共通する『恐れずに先陣を切る姿勢』に感銘した」、「自分の学校でも同じような行き詰まりを感じていたため、勇気をもらった」、「行動力の重要性や有効性を、改めて感じた」など、多くの感想が寄せられました。

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