『かもめ食堂』の映画監督・荻上直子氏が講演!

 

 11月1日(火)、『かもめ食堂』や『めがね』などの監督である荻上直子氏が、「映画カントク、5ミリの余裕」と題し、講演を行いました。

 

 平成28年度九州産業大学芸術学会特別講演会として開催されたこの講演会で氏は、約300人の学生を前に、来年2月公開予定で5年ぶりの新作『彼らが本気で編むときは、』の制作秘話や、大学卒業後単身で渡ったアメリカでの苦労話、監督と子育ての両立などについてユーモアを交えながら語り、どんな状況においても人に優しくできる少しのゆとりである「5ミリの余裕」の必要性を訴えました。

 

 また、 監督をする際に大事にしている「画面の外にも伝わる空気感」など、氏ならではの思いを伝え、「学生の時から映画が撮りたくて撮りたくて、今こうやって監督として活動できる幸せを噛み締めています。皆さんも好きなことを仕事にできるよう、夢に向かって頑張ってください」と熱いエールを送りました。

 

 講演を聞いた写真映像学科3年の中西月緒さん(西南学院高校)は、「著名な監督から話を聞くことができて、写真や映像のプロとして活躍したいという思いを一層強くしました。また、単身でアメリカに渡って勉強し、監督として活躍しながら子育てとの両立を行っているということに、女性のキャリアとしても、とても憧れます。少しでも近付けるように、これからも努力したい」と目を輝かせていました。 

 

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