「公益財団法人九州運輸振興センター懸賞論文」最優秀論文賞受賞!

 九産大商学部商学科3年の田原滉一朗さん(小倉東高校)【写真左】と野瀬将司さん(福岡第一高校)【写真中央左】の共同論文「地方都市における公共交通のあり方〜地方自治体はどのように地域住民の移動の足を守るか〜」が、公益財団法人九州運輸振興センター主催の懸賞論文で最優秀論文賞を受賞しました。

 

  

 受賞した論文は、地域の路線バスの廃止の動きに対し、地方自治体がどのように住民の移動の足を確保すべきか、福岡県古賀市を例に分析したものです。路線バス運行会社の経営努力を引き出す補助金制度の必要性と、利用しやすい運行頻度などについて、地域住民と行政、バス事業者が地域のバスの維持を真剣に考える対話の「場」が必要であると提言しました。

 授賞式では、「現地でのアンケート調査やインタビューを含め、課題の分析がよくできており、抜本的な問題を提示するなどよくまとまっている」と評価を受けました。

 

 田原さんは「丸一日バスの中でアンケートを行ったり、古賀市担当者にヒアリングをしたりするなど、現地調査が特に大変でした。4月から取り組んできましたが、この受賞で報われました」、野瀬さんは「約2万字の論文を書くのは初めてで、授業の合間や放課後を利用し、毎日5時間ほど費やしました。今は達成感でいっぱいです。この根気を今後の就職活動にも生かしていきたい」と喜びを語りました。

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