人権・同和教育の現地学習を実施

 

 

 九州産業大学の人権・同和教育推進委員会による、部落差別を深く学ぶための現地学習を、11月25日(水)、筑紫野市で実施し、教職員や学生33人が参加しました。

 

 

 識字学級※に通う15人の方が、自作の紙芝居、「泣き笑い識字〜なんとゆう字〜」を披露し、差別により満足に教育が受けられないことで、文字の読み書きができずに辛かった気持ちや、識字学級で文字を取り戻した楽しさ、これからの意気込みを語りました。

 また、筑紫野市の担当者は、「差別をこの世から無くすためには、皆さんが差別について深く知る必要があります」と、参加者へ強く訴えました。

 

 

 経営学部産業経営学科3年の田本真依子さん(三井中央高校)は、「今まで授業で学んできたはずなのに、心のどこかで他人事に思っていたのかもしれません。一生懸命紙芝居を披露していただき、胸が詰まる思いでした。これからは、身近な問題と考えて行動できそうです」と話します。

 

 

 

 

※識字学級とは、満足に学校教育を受けられず、文字の読み書きの能力を十分に身に付けられなかった方が、読み書きの力を取り戻すための学習会のこと。

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