デザイン学科学生が「日田鮎やな場」の仮設店舗デザインに携わりました

 芸術学部デザイン学科の栗田融研究室が、アユ料理や伝統漁法が楽しめる「日田鮎やな場」(大分県日田市)の飲食スペースのデザインを行いました。

 

 日田の夏の風物詩として親しまれている三隈川河川敷の「鮎やな場」は、一昨年の豪雨で大きな被害を受けました。防災面からは、店舗の河川敷からの移設が望ましいのですが、伝統を守るため、今年は社会実験事業として仮設店舗での営業が行われることになりました。栗田教授は日田市や観光協会などで構成する「ひた水辺空間利活用推進協議会」から相談を受け、学生とともに仮設店舗のデザインに取り組みました。

 

  今回の店舗デザインで最も重要視したのは防災面。そこで、地元の方と打ち合わせをしながら、日田産の竹を使った、川の増水時に撤去、移動、組み立てしやすいテントを設計しました。地元の方が制作するため加工しやすさなども考慮し、模型の制作、試作を繰り返しました。店舗と飲食スペースの配置レイアウトも提案、河川敷に12基のテントが設置されました。

 

  模型の制作などを担当したデザイン学科4年の小林さくらさん(近畿大学附属福岡高校)は「現地を訪問して気がついたことも取り入れながら、設計を進めていきました。完成後、実際に『鮎やな場』で食事をしましたが、達成感でいっぱいです」と話しました。

 

 今年の鮎やな場の営業は11月3日(月・祝)までです。

 

 <<参加学生>>

芸術学部デザイン学科4年生 

岩下美咲さん(純心女子高校)、小林さくらさん(近畿大学附属福岡高校)     

松井由貴さん(青豊高校)、森香織さん(福岡大学附属若葉高校)

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