芸術学部デザイン学科の学生グループがデザインした家具が、1月16日(水)・17日(木)に開かれた第45回大川家具新春展で披露され、多くの注目を集めました。
家具は、大川家具メーカー数社によって試作された、ファッショナブルな20代男性をターゲットにした洋服をディスプレイするように収納できるクローゼット、20代女性をターゲットにした腰掛けることもできる鏡付きの靴箱など、約20点。
「若い発想が生きた、創立50周年を迎えた大川家具工業会が掲げる『継承と革新−新たな起点』というテーマにマッチした家具に仕上がっている」と、高い評価を受けていました。
これは、九産大と大川家具工業会との産学連携プロジェクトとして、1年生から4年生までの学生十数人が、1年近くかけて取り組んだ成果です。
プロジェクトは、アイデア・フラッシュからスタート。学生たちは数百のアイデアを出し合い、実現性やターゲット・ユーザーなどを考えてアイデアを絞り込み、メーカーの方々との協議を重ねデザインにつなげました。
4年生の石田雄祐さん(九産大付属九州)【写真下・右から二番目】は「試作品を目にした時は感激しました。デザインする時に想像したスケール感と、完成品のスケール感にはやはり違いがあることを感じました。今回の実践的な経験を通して、その感覚を学ぶことができたのではないかと思います」と話していました。
◆デザイン学科の青木幹太教授【左端】と、16日に会場で製品説明にあたった学生たち