ボクシングトレーナーで俳優の松浦慎一郎さん(2005年九産大卒)の講演会(健康・スポーツ科学センター主催)が、10月11日(木)に本学内で開催され、学生と教職員など約250人が聴講しました。
演題は「私とスポーツ〜頭で動く身体で考える〜」。
松浦さんは、俳優とボクシングトレーナーという仕事を通して交流のある一流と呼ばれる人たちに、何を感じているかを語りました。
「一流の人は、『直感力』『観察力』に優れていると感じます。動物は本来、直感で生きていると思いますが、体を動かすこと(スポーツ)を継続することで人間は、鈍っている直感力を磨くことができるのではないでしょうか。直感力は、チャンスや出会いを生かす力になると思います。
そして、一流の人ほど人への思いやりがあって、気配りや目配りが行き届いています」。
松浦さんは、学生時代を振り返り、「やりたいことが見つかっている人、そうでない人、皆さんそれぞれだと思います。何でもいいから興味を持って『意識』して動いてください。失敗しても、きっと得るものが何かあります」と、学生たちに呼びかけました。
「今日の私のように…。講演は私にとって初めての経験でした。芝居じゃなくて講演かと考えながら、でもやってみました。失敗したかもしれませんけど(笑)」と、松浦さんは話しました。
松浦さんの誠実な人柄が伝わってくる講演に、たくさんの拍手が送られました。
2005年九州産業大学商学部商学科卒業 在学中はボクシング部に所属
1982年生まれ
長崎県五島列島出身
俳優として、テレビドラマや映画、CMなどで広く活躍。来年1月から放送予定の
NHK大河ドラマ「八重の桜」への出演も決まっています。また、ボクシング界では、
ワタナベボクシングジムのトレーナーを務め、エディタウンゼント賞の受賞歴が
あります。