江成常夫名誉教授が「旭日小綬章」受章者に

 写真家で九州産業大学名誉教授の江成常夫氏が、2010年秋の叙勲で「旭日小綬章」に選ばれました。
 

 江成名誉教授は、ドキュメンタリー写真家として、日本の近現代の歴史から目をそらすことなく、歴史に翻弄された人々の人生を照射。
 占領下で米軍兵士と結婚してアメリカに渡った戦争花嫁を追いかけた「アメリカの花嫁」(1981年)や、被爆地広島の「記憶の光景・十人のヒロシマ」(1995年)など、写真と聞き書きによって構成する写文集を数多く著しています。

 近年もなお、サイパンなど太平洋戦争の戦跡を巡るなど、精力的な作家活動を続けています。

 
 九州産業大学では、1994年から今年3月まで教授を務め、大学院を中心に数多くの学生を指導しました。また2000年の「上野彦馬賞-九州産業大学フォトコンテスト-」に創設に貢献。第11回
を迎えた今年も、審査委員を務めています。

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