開学50周年記念講演会が開催されました

 商学部主催の九州産業大学開学50周年記念講演会が、7月2日(金)、5日(月)、7日(水)の4回にわたり本学内で開催されました。

 講師は、本学卒業生で株式会社ケアプラネッツ代表取締役の葉山靖明さん。テーマは「七転び八起き〜『右半身麻痺』は私の宝!〜」です。

 葉山さんは、40歳の時に脳内出血のため、右半身麻痺になりました。今はそれを克服して障がい者と高齢者のためのデイサービス施設を開設、運営しています。自分が障がい者である立場から、障がい者の気持ちを理解して、さまざまな工夫を凝らしたケアが全国から注目を集めています。

 「リハビリと言うとどうしても辛い、苦しいといったイメージがありますが、リハビリには作業療法、簡単に言えば『楽しいリハビリ』もあります。料理など『作業』ができた時の達成感が人を生き生きさせ、次のリハビリへの意欲を高める。その人にとって何をしてあげるのが幸せかということを探してケアサービスを提供しています」と体験を交えながら話しました。

 葉山さんは学生たちに「人それぞれ、みんな違いますが毎日の生活の中で、何か一つ一生懸命やってみる。そして達成感を感じてほしい」と呼びかけました。
 

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