工学部建築学科4年生が「長崎県佐世保市早岐地区再生プロジェクト」で成果発表

 「長崎県佐世保市早岐地区再生プロジェクト」の成果報告会が、2月21日に早岐地区の寿町公民館で行われました。

 このプロジェクトは、九産大工学部建築学科が平成19年10月に早岐地区のまちづくり協議会から、「早岐地区全体のまちづくりを計画してほしい」との依頼を受け、2年間にわたり展開してきたものです。

 早岐地区は、早岐茶市や早岐瀬戸に代表される歴史的・文化的固有資源がありますが、近年は若年層の流失が著しく、その寂れ様は否めません。
 そこで建築学科4年生の石倉法隆さん(福岡県・柏陵高校)は、「安心して子育てができるまちづくり」をコンセプトとした早岐川沿いの全長300mにおよぶ軸型小学校を提案。前川雅夫自治会長らまちづくり協議会メンバーは「実現すれば茶市と連動したまちの行事に活用でき、瀬戸の生物や自然の観察にも有効だ」と高く評価しました。

 「SCHOOOOL」と名付けられたこの作品は、今年度の九産大建築学科卒業設計を代表して、日本建築学会全国大学卒業設計展に出品され、全国30カ所余の会場で巡回展示されます。

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