小宮正江さん(パラリンピック日本代表)の講演会が開催されました

 北京パラリンピックのゴールボール競技日本代表選手の小宮正江さん(障がい者スポーツ選手雇用センター所属・本学OG)の講演会が、23日(木)午前10時40分から本学内で開催されました。

 小宮さんは、2004のアテネ、2008の北京と連続出場。アテネ大会では銅メダルを獲得しています。

 演題は「私とゴールボール」。
 小中学校時代はバレーボールに熱中。しかしそれ以降、少しずつ視力が落ちスポーツは諦めていました。大学時代、ワークキャンプ同好会でボランティア活動に取り組みます。肢体不自由児施設での活動を通して、施設の子供たちに元気をもらい、自分らしく生きることを考えたとき、それまでのコンプレックスはなくなったといいます。
 ゴールボールに出会ったのは、社会人になってから。「いまスポーツができることが幸せで、いろんな方に感謝しています」「好きな言葉は『やってやれないことはない。やらずにやれるわけはない』です」と、これまでを振り返り話しました。

 「私の目が悪いのも私の一つの個性です。一人ひとりが自分の個性を知って、個性を大切に生きていくことが大事だと思います」と、後輩たちに語りました。

◆ゴールボールとは、視覚障がい者の対戦型スポーツで、1チーム3人の選手が鈴の入ったボールを投球して攻撃したり、鈴の音を頼りに身体全体を使ってセービングをするなどの攻防で得点を競います。視力の程度に関わらずアイマスクを装着してプレーします。

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