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キミはどの学科・専攻で芸の術を身につける?
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立体造形専攻

あらゆるクリエイティブなステージで活かされる能力を養成する。

多様化された現代社会において、アートからデザインに至るまで立体造形の担う役割は非常に大きいということが言えます。この専攻では、いかなる場面に於いてもしっかりと対応できるように立体造形の基礎を彫刻の基本から徹底的に学び、少しでもイメージを3次元で再現できるスキルと現代アートにも精通する制作に向かう姿勢を4年間を通じて修得するものです。それは、卒業後にアーチスト・デザイナーを問わず、あらゆるクリエイティブなステージに於いても活かされる不可能を可能にする力を養成することにもつながっていくものです。

学びのキーワード

彫刻(塑像・木彫・金属造形) / スチロール造形 / フィギュア / キャラクター・オブジェ / インスタレーション(現代美術)

コア科目

フィギュア演習

人体のイメージとしての立体を制作します。表現方法は幅広く、球体関節人形やアニメからヒントを得たような造形などバラエティに富んだ立体造形を行います。芸術的要素のある作品からデザイン的要素のある作品まで制作します。

立体造形概論

古い時代の造形から、現代に至るまでの造形作品を紹介します。時代背景やその時代のニーズ、また芸術作品として存在しているものなど、立体造形の社会との関わりや存在することの意味性を考えていきます。

取得資格

中学校教諭1種(美術) / 高等学校教諭1種(美術・工芸) / 司書 / 学芸員 / 
社会教育主事 など

将来の進路

造形作家 / 彫刻家 / 学芸員 / フィギュア作家 / 美術・工芸教員 / 
現代アーティスト / ディスプレイデザイナー など

学生

“表現”を模索・探求するのに最適な挑戦の場

  • 古川 大淳Hirotada Furukawa4年生
  • 佐賀県立佐賀北高等学校卒業

小さい頃から作品をつくっていたので、表現力の幅を広げるために九芸へ進学しました。設備の充実だけでなく、専攻も多いので新しいことを始めやすい場です。個人作品は主に立体をつくっていますが、絵画やデジタルペイントなどにも挑戦しています。作品づくりで悩んだ時は、先生たちにアドバイスを求めるのですが、いつも真摯に答えてくださいます。道具の使い方から、素材の組み合わせまで、自分では思いつかないアイデアをもらえるのでとても勉強になります。学生も先生も個性的な方が多いので、表現を模索したり、探求したりするのにはとてもいい環境です。大学では教職も専攻しています。学ぶ側から、教える側の視点を得たのも新しい発見です。大きな作品をつくるときは2ヶ月ぐらいかかります。残された学生時代、時間を有効に使って悔いがないように作品づくりを続けたいです。将来どんな立場になっても、一生芸術に関わっていくつもりです。