SPECIAL COLUMN

各業界の最前線を走り続ける“九芸卒”の先輩たちから、熱いメッセージ。

衝突したり悩んだりした経験が 今の仕事における私の主軸。

  • スタジオキチ合同会社黒田あさみ
大分県立中津南高等学校出身 安齋研究室

九芸での一番の思い出は、東京デザインウィークに参加したことです。長期間、大人数で取り組むプロジェクトで、進行の難しさに悩んだりもしましたが、作品が賞を受賞した時は、大学生活で一番感動した瞬間でした。卒業後に就職した会社では5年間、新築住宅の設計を担当しましたが、古い家を解体して、新しいものを建てることに疑問を感じるようになりました。「古きを活かす」という理念を持った設計事務所と出会って転職し、現在は住宅の基本設計から内装まで、一通りの業務を担当。最近ではリノベーションや、クリニックのデザイン、イベントブースのデザインなどの仕事も増え、充実した毎日を送っています。建築は携わる人がとても多く、個人の判断だけで物事は進みません。学生時代、多くのメンバーと衝突したり悩んだりしながらプロジェクトを遂行した経験は、今の仕事における私の主軸になっています。皆さんも大学生活では、多くの友人を作って様々な経験を積み、自分の可能性を広げてほしいと思います