SPECIAL COLUMN

各業界の最前線を走り続ける“九芸卒”の先輩たちから、熱いメッセージ。

「スベてはスベってから」 そこで人生は終わらない。

  • KARASU BRAND STUDIO井上裕一
福岡市立福岡西陵高等学校出身 河地研究室

九芸時代の私は、授業に真面目に取り組み、授業以外の時間は自主制作に励む学生でした。友人に手伝ってもらいながら学内のギャラリーで開催した個展は、とても良い思い出になりました。新卒で入社した広告制作会社では、マス広告を中心としたデザイン制作を経験。ブランドデザインにチャレンジしたいと思って転職し、現在はLAWSON「悪魔のおにぎり」の企画や制作まで携わるなど、幅広くブランドデザインに携わっています。また「ダジャレコード」というプロジェクトの代表もやっており、2020年3月、東大前駅にスベった受験生を応援するポスターを自腹で制作しました。コロナの影響で東大校舎での合格発表が中止となり、受験生たちにポスターを見てもらうことはできませんでしたが「広告自体もスベってしまいました」とTwitterで発信したところ、190万人に広がり多くの人に共感されました。九芸の受験でスベっても、九芸の入学後に学生生活でスベっても、コロナで思い描いた人生にならなくても、そこで人生は終わりません。私は、九芸を目指す高校生を応援しています!