PROFESSORS

キミの芸の術をコーディネートする、頼れる教員たち。

企業のデザイン戦略研究企業のデザイン戦略研究(マネジメント、ブランディング、デザインプロデュース)

ソーシャルデザイン学科 地域ブランド企画専攻

北島 己佐吉KITAJIMA SATORU

担当科目

ソーシャルデザイン演習 / デザインマネジメント論 / ブランドデザイン論 / 地域ブランド企画演習 / 地域ブランド企画研究 / 卒業研究

プロフィール

1951年 福岡生まれ
九州芸術工科大学卒
日産自動車デザインセンターを経て‘03年より現職
自動車技術会会員、日本デザイン学会会員

著書

グローバル化と多文化の共存(2005)「第二章 デザインの力」を担当

論文 / 作品等

2007

ブランド構築におけるデザイン要素研究

2011

デザイン発想支援情報についての考察

2013

グローバルデザイン戦略の研究

2014

超小型モビリティのデザイン研究

2015

VWグループのデザイン戦略研究

2016

TOYOTAグループのデザイン戦略研究
その他特記事項

1976

ブルーバードのデザイン開発

1986

INFINITI高級車の企画開発

1995

キューブの企画開発

1996

高級車カラーデザイン開発

1998

エクストレイルの企画開発

1998

マーチの企画デザイン開発

2000

発想支援手法(HINTs)開発

2009

マスコットキャラクターのデザイン開発

2010

船小屋温泉郷のコミュニケーションデザイン開発
研究室の取り組み

本研究室では「ブランドデザイン論、デザインマネジメント論、地域ブランド企画演習」を担当しています。  20世紀の高度経済成長時代に日本の企業は共通して先進技術、生産性、品質のよい、商品を目標に商品開発を行ってきました。その結果、各企業の商品は高い評価(安くて良い)を獲得するようになりましたが、デザイン面では類型化が生じてきました。また、デザインによる差別化、時代の流行を追求し、脈絡のない多様なデザインが生まれました。これは企業の価値を高める上で必ずしも効果的な活動ではありませんでした。21世紀に入り、グローバル化、デジタル化の発展と共に、これまでのモノづくりの考え方だけではグローバルな企業競争の中で存続できなくなってきています。
一方、欧米の企業はそれぞれ独自の生活者視点のモノづくりの考え方や哲学をもち、創業以来、一貫したモノづくりを行ってきました。その結果、時代と共に商品・デザインが継続的に進化していくモノづくりの仕組みが企業の歴史の中で構築され、欧米企業はデザインを含めた総合的な活動を展開し、今日そのブランド価値は日本の企業に比べて高い評価を獲得しています。
近年、日本の企業は企業戦略を強化するためにブランド作りを目指した商品・デザイン開発活動の構築に注力してきています。ブランドづくりにおけるデザインの対象が視覚的に目に見える領域から目に見えない領域(考え方、ポリシー、仕組みなど)まで拡大し、ブランディングができるデザイナーが活躍していく時代へと動きつつあります。
もはやブランディングとデザイニングは切っても切れない関係になったといえます。こうした背景をもとに、本研究室ではグローバルに展開する企業から地域の小規模企業におけるデザイン活動がブランド作りにどのように貢献しているか、あるいはどのような方法でデザイン展開・マネジメントを行っているかについて分析を行い、ブランディングにおける重要となるデザイン要素を抽出することを狙いとしています。
これらの学びを活かして、地域の産業発展や活性化、社会生活面等の課題をテーマにデザイン視点からの解決やブランディングからの提言を行うことができるように実践的な活動を行っています。特に幅広い視点を持ち、長期的に継続できる解決を目指すことを心がけるよう指導しています。