PROFESSORS

キミの芸の術をコーディネートする、頼れる教員たち。

情報デザイン(Web、CG、映像)

ソーシャルデザイン学科 情報デザイン専攻

井上 貢一 INOUE KOICHI

担当科目

情報デザイン概論、視聴覚情報論、 情報デザイン演習Ⅰ・ⅡA・ⅢA、情報デザイン研究、 Webデザイン実習、ソーシャルデザイン演習、卒業研究Ⅰ・Ⅱ

プロフィール

1964 福岡県生まれ
九州芸術工科大学大学院 修了(博士|芸術工学)
芸術工学会 副会長、日本デザイン学会 理事(第5支部長)
日本映像学会、日本映画テレビ技術協会 会員、greenz people

主な活動

Webの技術を活用した、インタラクティブな表現の研究とともに、地域貢献の一環としてWeb制作、Webシステムの導入支援などを行っています。

学会発表等

・WebデザインにおけるCMSの活用に関する一連の研究
・CGプログラミング作品「MotionCube」シリーズの制作
・デザイン原理としての「正方形」に関する一連の研究
・映像断片の継時的群化に関する一連の研究

研究内容 研究室の取り組み 授業について

当研究室では、ソーシャルデザインの観点から、 Web・CG・映像などの電子媒体による情報のデザインに取り組んでいます。研究室のポリシーは以下の5つです。  1)モノ(ハード)ではなく、情報(ソフト)を活用して問題を解決する。2)最先端の技術ではなく、誰もが手にいれることができ、小さな規模で応用できる技術を使う。3)人間の創造力を喚起するようなオープンな技術を使う。4)生産完成品ではなく、編集可能な「生産性」を提供する。5)成長ではなく、成熟を目指す。  私たちの社会には、問題が山積しています。それらの大半は、エネルギー資源や生活環境に関わる問題ですが、例えば、大量のエネルギーを使うモノの移動を、情報の移動に置き換える提案をしたり、様々な暮らしのアイデアをWebで配信したり、これまでハードウエアで解決していた問題を、ソフトウエアのレベルで解決することも可能なはずです。  津波の対策は「防波堤をつくる」ことだけではありません。避難誘導サイン、避難マップ、そして地域における防災教育。それらはいずれもソフトウエアレベルの対策です。  資源を大量消費してモノを作るのではなく、それを情報デザインの問題として考える。そこには大きな可能性があると考えています。

九芸を目指す高校生の皆さんへ

優れた芸術家はみな、人と社会の問題について深く考えています。そして芸術家の仕事の多くが、人と社会の抱える問題を暴き出し、多くの人に考える契機を与えています。「常識」を疑い、問題の本質に気付くことが大切です。  フィリップス社のデザイン部門には「橋をデザインするのではなく、川を渡るシステムをつくれ」という標語があります。橋の目的は川のアチラとコチラをつなぐこと。はじめに鉄橋のカタチありきではなく、そこに暮らす人々にとって最適な「つなぎ方」を考える。  ソーシャルデザインとは特殊な専門的行為ではありません。太古の昔からの人類共通の課題、すなわち「森に道をつくる」こと。それこそがソーシャルデザインのテーマです。  常識を疑わない人の多くは、大人が敷いたレールの上を歩く方が楽だと思うようですが、そのレールの50年先の未来は腐って崩れかけているかもしれません。  まずは身の回り半径10mのところから、その環境を自分自身の手で変えていく。人は誰でもデザイナーです。与えられたものをただ「消費」するだけの生き方を卒業して、自分たちの手で「面白い!」モノ・コトを創っていきましょう。

  • アートスペース貘 Webサイト
  • マルチ映像上映システム
  • インタラクティブなWebアプリケーションの研究