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  • 特集 福岡から世界へ飛び出す人
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イラストを仕事にする父の背中を見て育ったので、物心ついたときには自分も絵を仕事にする思いはありました。でも、小学生の頃はゲーム会社で働きたかったし、高校時代は漫画家にも憧れた。漠然としたイメージでした。

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  • そんな時、父から「絵を描くゴールが決まっているなら、できるだけ遠回りしてたどり着くように」と言われアメリカの大学への進学を決めました。そこで、画力の基礎をしっかり学んだのは今の自分を支える自信に繋がっていると思います。また、海外での経験が、日本人であるアイデンティティーも気づかせてくれたし、物事を多角的に見る目も養ってくれました。
  • 帰国後のある日、落書き感覚でキャラクターを描いていた。それを偶然見ていた父が、突然「お前は、キャラクター一本で行け」と進言してくれたんです。自分の描く絵に、甘い評価をくれない父の言葉だったので、素直に受け止めました。とはいえ、いきなり仕事が来るわけもない。最初は、自らキャラクターグッズをつくったり、ポストカードをつくったりして、天神の路上で風呂敷を敷いて売るような経験もしていましたね。公募にもたくさん応募しましたが、なかなか選ばれませんでした。そのうち、どんなテイストが審査員に好まれる傾向にあるかもわかってきたんですが……、とはいえ自分のテイストは曲げたくはなかった。自分の色でやっと結果を出せたのが、2020年半世紀ぶりに東京で開催される世紀のスポーツ祭典のマスコットキャラクターだったのは有り難いですね。
  • もともと、仕事は東京の案件が多かったのですが、拠点はずっと福岡でした。それは、これからも変わりません。今は博多人形の技術なども習得中。むしろ、福岡だからできるキャラクターづくりに挑んでもいきたいですね。
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  • 谷口亮さんの父、谷口富さんもイラストレーター。鉛筆、パステル、水彩などで描く、国内外のスター似顔絵や、可愛い動物のイラストで知られています。
    自分の背中を見て育ち、絵の世界に進んだ息子の亮さん。日本中が注目したイラストのコンペで大きな評価を得ても「福岡を拠点とした活動を続ける」という亮さんの言葉が嬉しそうです。

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