開催中の展覧会




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▶ハービー・山口写真展
 「ありふれた日常は奇跡の一瞬だった . . 。」

写真家・エッセイストで、現在、本学芸術学部客員教授のハービー・山口(1950年、東京都生まれ)は、福山雅治などのアーティストから市井の人々までを、常に「希望の表情」をテーマに撮り続けています。本展覧会では、二十歳の頃に撮影された写真をはじめ、1973年から10年間を過ごしたロンドン時代の作品、若い人々の日常を撮ったもの、東日本大震災後の東北やパレスチナなどで撮影された写真から最新作まで約70点を、7つのセクションに分けて展示します。

会 期:平成28年6月4日(土)ー7月31日(日)
開館時間:午前10時―午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(7月18日(祝)は開館)
入館料:一般200円、他大学生100円、高校生以下および65歳以上の方は無料
    九州産業大学・九州造形短期大学の学生・教職員は無料
主 催:九州産業大学
協 力:キヤノンマーケティングジャパン株式会社
後 援:福岡県、福岡県教育委員会、福岡市・福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興
    財団、朝日新聞社、西日本新聞社、毎日新聞社、読売新聞社 [順不同]

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「この写真展に寄せて」  ハービー・山口

私が写真に興味を持ったのは、中学2年生の時でした。同級生に写真部に入ってみないか?と誘われたのです。すぐにプロになりたいと思いました。それは1963年のことですから、なんと53年間も写真を撮っていることになります。高校でも写真部に入っていましたが、本格的に撮り始めたのは大学生になった頃です。1970年に二十歳になりました。その頃のネガは無傷で残っています。

写真を始めてからずっと「素敵だなと思う一瞬の光景」を撮りたいと思っていました。学生デモ、日本に返還される前の沖縄、身近にいた人々など多くの被写体に恵まれました。大学卒業後にカメラを持ってロンドンに渡り10年以上を過ごしましたが、この間の経験や出会った被写体も貴重でした。30歳を過ぎてから日本に戻ってきましたが、東京の街を撮ったり、また仕事絡みでヨーロッパを訪れたりすることも多く、その都度、新たな被写体に出会いました。

撮影のスタイルは基本的にはスナップです。そして「素敵だなと思う一瞬」を撮るという気持ちはずっと変わっていません。今になって気付いたのですが、この53年間、写真への情熱を維持出来たのは、撮りたいと思わせる被写体に恵まれたからでした。ありふれた日常の中に、常にカメラを持ち込んだ結果なのですが、こうして展示した写真を見ると、すべて二度と起こり得ない、かけがえのない瞬間だったことを痛感します。写真の中には市井の人々や著名な方々がいますが、カメラを持った私がこうした距離にいられて、かつ自然な写真が撮れたことが奇跡に近いことだったのではないかと思います。

こうした一瞬一瞬の人間が作る偶然のドラマを私たち写真家が撮り止めておかないと、次の瞬間には泡や煙のように消えてしまって二度と戻ってこないのです。


○展示構成

1「1970年、二十歳の憧憬」

青山通りの学生デモ、東京(1970年)(トリミング済).jpg青山通りの学生デモ、東京 (1970年) 
2 London

③Joe on the Tube (ジョー・ストラマー)(1981)『London Chasing the Dream』.jpgJoe on the Tube、ジョー・ストラマー (1981年)
3「代官山17番地」

代官山④.jpgTomorrow「代官山17番地」より (1998年)
4 若者たち

⑤きずな(2004)『HOPE』.jpegきずな、東京 (2004年)
5「HOPE311 陽、また昇る」

⑦「俺たち絶対負けないぜ」(2011)『HOPE311』.jpg「俺たち絶対負けないぜ!」、岩手 (2011年)
6 プラハ、パレスチナ、ヴェッツラー

パレスチナの若者たち, 2013.JPG分離壁と若者たち、パレスチナ (2013年)
7 半径5メートルの日常

L1002523.JPG渋谷駅前 (2016年)

○音声ガイドのご案内
お手持ちのスマートフォン・iPhoneで、ハービー・山口先生ご本人による作品解説(音声ガイド)をお聴きいただけます。アプリ「ポケット学芸員」をダウンロードし、当館のページを表示してご利用ください。

 ※ポケット学芸員について
  「ポケット学芸員」は、お手持ちのスマートフォンで展示物の説明を読んだり、
  音声解説を聞いたりすることができるアプリです。
  iOS端末(iPhone、iPad)・Android端末の両方に対応しています。
  日本国内のさまざまな博物館で利用できます。
   開発元:早稲田システム開発株式会社
   アプリホームページ:http://welcome.mapps.ne.jp/pocket
   推奨OS:Androidは4.2以上、iOSは7以上

○関連イベント
美術館アートキャラバン隊「ちびっこ・ワークショップ」
太陽の光で写真が撮れる特殊な紙を使って、モノクロ写真を制作します。
(雨天時は内容を変更する場合があります。)
日 時:平成28年7月18日(月)13時ー16時
講 師:九州産業大学美術館 学芸員 西嶋昭二郎
場 所:九州産業大学内
対 象:小学1〜6年生
定 員:30名(先着順)※定員に達したため締め切りました。