
「上野彦馬賞-九州産業大学フォトコンテスト-」は、2000年に九州産業大学が建学40周年を記念して創設したものです。幕末から明治にかけて写真術を学び、わが国の<写真の祖>とも言われる上野彦馬(1838~1904)の名を冠したこのコンテストは、明日の写真界へのデビューを夢見る若い写真家の発掘と育成を目的としています。
毎回、全国から3000点を超える応募があり、その中から上野彦馬賞(賞金50万円)をはじめとする各賞の受賞者が選ばれます。これらの入賞作品の展覧会は、福岡(九州産業大学美術館、福岡県美術館)、東京(東京都写真美術館)などで開催し、多くの皆さまにご覧いただいています。
数多くの皆さまのご応募をお待ちしています。


独特の風情で写真におさまった幕末の志士・坂本龍馬。この写真を撮ったのが、わが国の<写真の祖>と言われる上野彦馬 (1838~1904)。日本のプロ・カメラマンの草分けである。上野彦馬は長崎医学伝習所で化学を学び、さらにフランス人写真師ロッシュに写真術を習う。そして1862年(文久2年)、長崎に上野撮影局を開業。坂本龍馬、勝海舟、高杉晋作等、多くの有名人が訪れ、評判となった。上野彦馬の写真は、歴史的にも貴重な財産として現代に多くを伝えている。

上野彦馬は、上野俊之丞の子で、長崎の銀屋町に生まれた。父は蘭学者で、煙硝や更紗などの開発でも有名。また、上野家は、先祖代々肖像画を描く画家の家系でもあった。彦馬はポンペについて化学を勉強中、写真について興味を覚え、研究に着手、ついにその実用化に成功、わが国写真術の開祖と称されている。明治7年の金星観測で、わが国最初の天体写真を撮影、明治10年の西南戦争で、わが国最初の戦跡を撮るなど活躍した。特に坂本龍馬の写真は有名。
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