PlusK_Vol.30
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芸術学部 ビジュアルデザイン学科主任飯高 由希雄教授芸術学部 ビジュアルデザイン学科1年梅田 向日葵さん(下関南高校)飯高 グラフィックデザインは、デザイン領域として伝統があり、学生の皆さんにも馴染みあるものでしょう。梅田 グラフィックデザイナー志望ですが、高校生の時、美術の経験がありませんでした。九産大は、デッサン等の実技がなく、一般入試だけだったので受験しました。飯高 九産大では、芸術・デザインを志す多くの学生に学んでもらうため、入試を多様化しています。入学後に、デッサン等の基礎的な教育をしっかり行いますから、デッサン等を学んでいなくても安心ですよ。また、1年次から専攻が分かれているので、専門について、より広く深く学べます。梅田 文章を書く授業があるのにはびっくりしました。飯高 「絵を描くのがデザイナーではない」と言うと、多くの学生が驚きます。もちろん、視覚的要素は大切ですが、デザインのコンセプトや背景を言葉で伝える能力を身につけてほしいと思います。梅田 1・2年次で土台を作って、シリーズで作品を展開できる力を付けたいと思います。飯高 九産大の卒業生は全国で活躍しています。ぜひ、先輩たちに続く人材に育ってください。グラフィックデザイン、イラストレーションデザインについての専門知識と表現技術を学びます。プロに求められる、編集力や表現力、企画力を身につけます。 ●グラフィックデザイン専攻 ●イラストレーションデザイン専攻●工芸デザイン専攻●プロダクトデザイン専攻●空間演出デザイン専攻●情報デザイン専攻●地域ブランド企画専攻北島 現代では、「デザイン」は、建築や地域活性化などさまざまな分野で使われるようになりました。デザイン分野の中でも、社会に目を向けたのが、ソーシャルデザインです。日常生活において、より良く暮らすために改善すべき問題はたくさんあります。それらの課題を先取りできる視点と感性を持った学生を育てたいと思います。日高 私は、身の回りのデザインに対する興味を出発点に、地域活性化に関心を持ち入学しました。北島 地域ブランド企画専攻では、まさに地域を活性化するためのブランドづくりの手法等について学んでいきます。単なるプランナーにとどまらず、現実感のあるカタチやもの作りまで、デザインが持つ力を幅広く学んでください。日高 今後は、大学と企業、地域の連携による商品開発やイベント等にも参加したいです。北島 最初は、「ソーシャルデザインとは何か」という基礎から学び、プロジェクト型教育などを通して、実践的に学んでいきます。デザインを学んだ人材の活躍の場は、企業や自治体など、幅広くあります。理想に向かって一日一日を大事に、努力を続けてください。芸術学部長 北島 己佐吉教授芸術学部 ソーシャルデザイン学科1年 日高 みなみさん(福岡雙葉高校)社会の課題に目を向け、デザインにより解決できる力を養います。情報デザイン、地域ブランド企画についての専門知識や調査・分析手法などを学びます。栗田 人が生きる上で必要なものをデザインの視点で考えるのが、生活環境デザイン学科です。衣食住の全てにわたるファッション、一品物から量産品までのあらゆる器物、人が過ごす場や場面などがデザインの対象になります。範囲が広いですが、「人」を出発点にするとイメージしやすいと思います。松本 僕は、人を包み込む空間全体のデザインを学びたくて、空間演出デザイン専攻を選びました。栗田 1年次から、専攻が分かれているので、4年間かけて専門的に深く学べます。同じ専攻の仲間との交流も刺激的だと思いますよ。松本 芸術学部の仲間はもちろん、他学部とも交流したいですね。いろいろなプロジェクトにも参加して、将来は、デザインのディレクターになりたいと思います。栗田 九産大は、学生がやりたいことをかなえる施設や設備が整っています。フルに活用してください。また将来は、ディレクションする人、デザインする人、つくる人などさまざまな立場で職業に就くと思いますが、学生時代には、自分の手や身体を使って思考し作品制作することを大切にしてください。それが、将来大きな力になると確信しています。芸術学部 生活環境デザイン学科主任栗田 融教授芸術学部 生活環境デザイン学科1年 松本 恭兵さん(精華学園高校)工芸、プロダクト、空間演出の分野を対象に、人が暮らす生活環境をより良いものにするデザインのための専門知識と多種多様な技術・技法を学びます。08+K 2016 Summer

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