誤り訂正符号理論は,ディジタル通信などにおいて生じる誤りを自動的に修正し, 元の情報を復元する理論である.宇宙船通信の分野では,Reed-Solomon符号・ Golay 符号・Reed-Muller符号を用いて惑星写真の通信に成功している.また, これらの符号はアフィン多様体符号に一般化され,誤り訂正技術の研究が進んでいる. 本講演では,アフィン多様体符号の復号化の鍵となる離散フーリエ変換を紹介し, 用途に応じた改良方法を述べる. 戻る