アブストラクト:
局所ゼータ関数はある積分によって右半平面上定義される複素関数であり、
より広い領域への解析接続について調べることは、調和解析における種々の
問題(例えば、振動積分の漸近挙動の問題など)に密接に関連している。
本講演では、局所ゼータ関数の、正則あるいは有理型関数としての解析接続
について、これまでに知られている結果を紹介する。また、局所ゼータ関数の
正則関数としての解析接続可能性と、元の積分の局所一様収束性との関係に
ついて、最近得られた結果を述べる。
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