2009年7月17日(金) |
第14回 |
不登校の単元です。
くれぐれも、生徒の意向を尊重しながら、登校刺激を控えたり、このくらいのお誘いはもしかしたらOKではないかという辺りでかかわりを試みたり…、
といったことを、意識していていただければと思います。
7月21日(火)が、質問日です。
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2009年7月10日(金) |
第13回 |
前回、アンケート調査にお答えいただいたので、お礼もこめてフィードバックしました。納得ができる叱られ方とはどういうものか、ということについてのアンケートでした。
子どもの側の言い分もしっかり聞く、そしてじゅんじゅんと諭していく…という対応が共通していました。
でも、電車や街中などで頭ごなしに叱っている親御さんは多く、なかなか今の日本はこうはなっていないように思います。
私は、日本において大人が子どもに対して、へんな叱り方をしていることが、いじめや犯罪の大きな要因となっているような気がしています。
ところで、今年は休講がなく、1回、講義の枠が余りましたから、発達障害、特にアスペルガー障害について、この回は勉強してみました。
そしたら他にも、やっておられる先生がおられたようでした。(汗)
まあ、でも、中学高校の免許の取得を目指される皆さんにとっては、大切なテーマと思われますので…。
授業中にお見せしたDVDは図書館に入っています。発達障害と診断されているご本人の出演ですが、
学校生活や日常生活全般に関して、こんな感じ方があるのだ、と、とらえかたの幅が広がり、たいへん有難いビデオだと思います。ご興味がおありの方は、ぜひ全編通してみていただくことをお勧めします。ちょっと今、図書館のHPがメンテ中?みたいで、正式なタイトルが分かりません。分かり次第掲載します。
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2009年7月3日(金) |
第12回 |
うつ病の単元でした。
教職の方にうつ病を教えて、チェックリストをしていただくと、赤信号の方が多く、(汗)です。
過労ですね。
うつ病に関しては、気分が落ち込むといった症状だけでなく、やる気が出ない、という症状もあること。
周囲のかかわりについて、覚えていていただけたらと思います。
ご質問にも出ていましたが、うつ病の症状が時代とともに変化しており、「ほんとうにうつ病?」と周囲が感じるようなうつ病も増えており、なかなか難しい問題です。
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2009年6月26日(金) |
第11回 |
ちょっと、カウンセリングの単元が残りましたので、まず、話し手の良い面を見つける「ポジティブフィードバック」について、プリント(いつもの、応答練習のプリント)で考えていただきました。
一見、ただほめるだけのように思われるかもしれませんが、話し手の強みを見つけていくことは、問題解決の糸口になることがあります。
(教育相談を私が担当するのは今年が最後だそうですので、)ポジティブフィードバックを教職で教えるのも最後か、と少し寂しくなりました。
ポジティブフィードバックは特に、学校場面では、非常に大事な観点のように思うから、そう感じたのでしょう。
その後、精神保健の単元に入りました。個別対応が必要になる生徒さんの話です。今日はまず、統合失調症、そして少しうつ病の話に入りました。
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2009年6月19日(金) |
第10回 |
助言の続きを勉強したあと、いままでやってしてきたカウンセリングの応答を、どう学校の日常に生かせるものかを、教師の行うカウンセリングについてのビデオ、本で、見ていただきました。
授業で抜粋しながら見たビデオは以下のとおりです。
「教師の 行なうカウンセリング ; 第2巻、第3巻 」
(いずれも、ジェムコビデオライブラリー)
参考文献は以下のとおりです。
「教師だからできる5分間カウンセリング」 吉本武史 学陽書房
最後の実習でしたね。話を聴くのは慣れて来られたですね。Iメッセージでコメントを言うのが難しかったという感想が複数ありました。授業では、まだ少ししか話を聴いていないのに感想、というタイミングだったからですね。
助言、感想など、コメントのこつは、きちんとしたことを言わなければと気負わずに、思うことをそのまま、ごちゃごちゃしているならごちゃごちゃした部分も含めて全部言うことです。 |
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2009年6月12日(金) |
第10回 |
今日は、「助言」ということをテーマに、お話しました。カウンセリングにおいて助言を控えるのはどんな理由からか。助言を求められたときにすぐ応じたほうがよい場合ばかりでもないので、実際にはどう対応するか。といったことをお話しました。
想定事例での応答練習を、午前のクラスでは、お一人お一人の回答を十分に、机の間から、見れていないので、今日は少し長めに、やりましたが、でもまだ十分には、真意をお伝えできていないというか、少なくとも何人かの方の疑問点を解消できていないように思います。
実習は3回目でしたので、だいぶん慣れておられる!と感じました。
次回は、「助言」の続き、そして、相手のポジティブな面をどう見出すかというテーマです。
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2009年6月5日(金) |
第9回 |
先週までは、話し手の話に忠実に、そのままを大事にして聴いていくというところをやっていましたが、この回から、多少、聴き手の働きかけについて勉強しています。まずは、いろいろな質問を使えるようになろうという意味で、「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」での応答を考えてみるということをしていただきました。
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2009年5月29日(金) |
第8回 |
カウンセリングのど真ん中です。私の下手なマンガでカウンセリングの応答とその意味をご説明し、書面上で応答練習しました。 ふだん、言葉は自分流で、雰囲気でやわらかく包みながら相談を受けてある方は、すっかりスタイルができあがっていて、リフレクションが難しかったようです。
リフレクションは、地味に見えますけどカウンセリングの中核です。そのあたりのことを、口頭でしか言えませんでしたが、話し手は、自分の話したことをまとめてもらうと、そのまとめを聞きながら、改めて自分の内面を確認して、自分の気持を吟味することができます。
そして、今週が、最初の実習でした。「私に影響を与えた先生」というテーマで、話し手の人に、2分間話していただきました。短かった!という人、長かった!という人、やはりそれぞれですね。聴き手としての皆さんの雰囲気は、フランクなオーラが出ている人が多くて良かったと思います。
次週は、質問も含めた実習です。
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2009年5月22日(金) |
第7回 |
早いもので半分終わりましたね。今週は、カウンセリングのビデオを観た感想がいろいろ集まりましたので、フィードバックいたしました。
その後、カウンセリングの精神の根本をお伝えするために、カウンセリングの共通項を講義しました。次いでフロイト、ロジャースのカウンセリングについて講義しました。
ロジャースの生い立ちが(内気すぎて)強烈だったという感想が多かったです。そういう人が、後年、世界中にカウンセリングを広めたばかりでなく、世界平和の実現を目指して飛び回るのですから、人生分からないものですね。人間、「本当の自分になる」と、エネルギーが出るということかもしれません。
実習に入ることができませんでしたので、次週が最初の実習になります。
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2009年5月22日(金) |
第6回 |
前回ビデオを2つ見て、皆さんからいろいろな感想をいただきましたので、フィードバックしました。
自分がそうしたカウンセリングを受けたいかどうかは別としてロジャースの面接が「深い」とか、「神業」だと感じ取られたという感想が多く、
まだカウンセリングについて全く講義していないにもかかわらず、そのような感想になるということについて、皆さんの感性は、すごいと思いました。
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2009年5月8日(金) |
第5回 |
早いもので第5回となりました。
まず、教育評価の上で意識しておく必要があるバイアスについてお話しました。学校の日常の中では、教師の目で、生徒を日々とらえ、評価し、その評価が生徒のパフォーマンスに大きく影響するところがあります(ピグマリオン効果)。人間なら誰でもある程度のバイアスを持っていますが、どのようなバイアスがあるかを踏まえて、なるべく曇りない目、あるいは、あたたかい目でいたいものですね。
そして今日は、カウンセリングという、新しい単元に入りました。
「グロリア3人のセラピスト」を含めたビデオを2つ見て、カウンセリングの特徴を感じ取ってもらいました。
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2009年5月1日(金) |
第4回 |
心理テストの3タイプのうち、質問紙法のテストをまだやってみたことがなかったので、市販の本に載っていて、道徳の授業などで使えそうな「アサーティブチェックリスト」をやってみました。
引用元の本は、以下のとおりです。
『自分さがしの心理学 ―自己理解ワークブック』川瀬正裕著 ナカニシヤ出版
心理テストの3タイプについて、今回はそれぞれの特徴を勉強しました。体験していただいたとおり、長短がありますね。
なお、専門的なテストは、ゲーム的な心理テストに比べて、「妥当性」や「信頼性」が高いものです。「え、うそやろ、このテスト当たってないやろ?」と思うテストは、専門用語で言うと、妥当性が低いテスト、ということになります。
心理テストにちょっと関係ある話に教育評価という単元があります。生徒を見る目の話です。これに関連して授業中に見たビデオは、以下のとおりです。
『』生徒の心をつかみたい スクールカウンセリング 4 学級崩壊を防ぐ 子どものこころへのアプローチ」
生徒の声がたいへんリアルでしたね。また、クラスの壁をとっぱらって3クラス合同で授業って、実際にはどうするんだろう、という感想が多かったです。 |
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2009年4月24日(金) |
第3回 |
心理テストには3つの形式がありますので、それについてご説明しました。そのあと、投影法のテストの例ということで、今年は初心に戻り、
バウムテストをやっていただきました。
ぱっと見の、印象を頼りに仮説を出していく印象分析で、皆さん健闘しておられたように思います。
配布したプリントは、B4が3枚、B5が1枚です。
コッホさんという人の有名なテキストを使いましたが、少年の1枚のバウムテストから「どうしてそんなことが言えるのか」というところまで2ページに渡って解釈が書いてあり、「解釈しすぎでは」という声がありました。尤もな感想です。解釈は、本人が読んでも差し支えないような言葉で解釈をするのがベストです。特に教職の場合、それが大事ですよね。 |
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2009年4月17日(金) |
第2回 |
心理テストの単元に入りました。
学校で心理テストを利用する意義についてお話しし、その後は、
SCTのテストをやってみたり、SCTの事例を読んでケース検討していただいたりしました。
一人で考えると解釈が難しいケースでも、グループで、それぞれの方からの印象を話してもらうと、像が出来てきますよね。
今回のテストのように、文が途中まで書いてあって、残りを被験者が書くような形のテストを、SCTというのだということを、覚えていていただけたらと思います。
配布したプリントは、B4が2枚です。
夜間のクラスは、昼間の代わりに受講しに来られた方がお1人と、遊びにいらっしゃった方がお1人加わって、4人でした(笑)。
なんだか山間の中学校のような雰囲気で。
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2009年4月10日(金) |
第1回 |
皆さんこんにちは。本日は、教育相談の定義と歴史について授業をしました。ご清聴ありがとうございました。キーワードとして、「カウンセリング・マインド」を覚えていただければと思います。
配布したプリントはB4を1枚(うち半分は授業のスケジュール表)です。
このスケジュール表の日にちにぼろぼろ間違いがあり、正しくは、
4月17日
4月26日
5月1日
というように、授業が毎週金曜日に行われていきます。
この授業を、着任当初から担当してきましたが、私が来年は、これとは別の科目の担当になるそうです。なので、大事に授業していきたいと思います。今年みなさん、合格めざしましょう。私も、質問日とか作って、頑張りますので。
夜間のクラスがお二人しかいなくてびっくりしました。いや、私は構わないのですが、お二人はなんとなく大変でしょうね(笑)。
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