2013年度の研究会の記録
<第26回研究会>
日時 :2013年4月27日(土)午後2時~4時
場所 :九州産業大学2号館2W502号室
参加者:12人 世話人:李泰勲,小野順子
総会 : 議題1 2012年度会計報告・会計監査報告(会計担当者病欠のた
め7月に延期)
議題2 2013年度活動報告と新年度の活動方針
議題3 2013年10月14日の第28回の研究会を中国語教育研究会
九州支部との合同研究会にするという提案があり了承された。
報告者:斉藤信浩
テーマ: 信頼性の検定と韓国語語彙テストの構築について
概要 : テスト問題作成のためには,妥当性の確保と信頼性の検定が不可欠である。
まず,統計学的見地から,妥当性と信頼性についての説明をし,韓国語の語
彙能力を測定するための韓国語語彙テストの開発情況についての中間報告を
行った。
<第27回研究会>
日時 :2013年7月13日(土)午後2時~4時
場所 :九州産業大学2号館2W502号室
参加者:12人 世話人:李煕卿,小野順子
報告者:李煕卿
テーマ: ライティング教育の実践例について
쓰기 교육의 실례
概要 : 韓国語教育における「ライティング教育の方法」について紹介している。特
に、コミュニケーション能力向上のための4技能統合という観点から、初級
及び中級クラスの授業で行われた実践的な授業例を提示しながらライティン
グ教育の方法を紹介している。
<外国語教育セミナー IN 福岡(招聘講演)>
日時 :2013年10月14日(土)午後1時~4時
場所 :九州産業大学1号館S201号室
参加者:80人
世話人 長谷川由起子,山下藍
報告者:當作靖彦
テーマ: グローバル時代の人材育成と外国語教育
概要 : 21世紀は急速なテクノロジーの発達が社会、経済の変化を主導するグローバ
ル化の時代です。20世紀とは大き く異なるこのグローバル化の時代を生き
ぬくためには、これまでとは違う知識、能力、資質が必要と言われてい ます。
しかし、日本の教育は新しい知識、能力、資質を持った人材を生み出してい
るでしょうか。21世紀のグローバル化に対応できる人材に必要な2大能力と
はコミュニケーションと協働作業によって「つながり」を作る能 力と21世
紀が直面する環境、人口移動、気候変化、エネルギー、食糧などの複雑な問
題を解決する「高度の思考 力」と言われています。外国語のクラスはこのよ
うな能力を発達させる絶好の場ですが、日本ではそのための外 国語教育が行
われているでしょうか。この講演では、「つながる」力と「高度の思考能力」
を含む「社会力」を 養う外国語教育の新しい方向性を示すとともに、グロー
バル時代に必要なイノベーターとなれる人材を育成する 環境作りの必要性
を考えます。
<第29回研究会>
日時 :2014年1月26日(日)午後2時~4時
場所 :九州産業大学2号館2W502号室
参加者:12人
世話人:松崎真日,斉藤信浩
報告者:山下藍
テーマ:ゲーミフィケーションが韓国語授業に与える影響 -ポイント制度を中心に-
概要 :ゲーミフィケーションを取り入れた教育は、学習者の動機づけを高め、効果的
な学習効果が期待できるとされ、先行研究においてもその効果が立証されてい
る。本論では、韓国語授業にゲーミフィケーションを取り入れた新しい授業体
制を確立するため、ゲーミフィケーションの要素が有効かどうか分析を行い、
特に学習評価に関連のある「ポイント付与」や「スコア表示」に焦点を当て、
これらの要素が授業にどのような影響を及ぼすのかについて検証を行った。